うつ病でも、障害認定基準に該当していれば、原則障害年金を請求できます。 「障害厚生年金」とは、うつ病の症状で初めて病院を受診した日(初診日)に厚生年金に加入していた方に支給される年金です。 初診日に国民年金に加入していた方は、「障害基礎年金」が支給されますが、こちらには1級と2級しかないので、3級がありません。
病気やケガなどによって日常生活や仕事に支障が出ている方が受給できる年金です。申請は原則20歳から65歳未満までに行う必要があります。初診日要件、年金の納付要件や障害の程度などの受給できる条件を満たしていれば、受給することができます。
障害年金の等級は1~3級ですが、1級が一番重い障害で以下2級、3級となります。初診日(病気のために初めて病院に行った日)に加入していた制度によって年金を受給できる等級が違ってきます。
※初診日に国民年金に加入していた場合は(障害基礎年金)1級もしくは2級のみしかありません。(障害基礎年金には3級はありません。)
※初診日に厚生年金に加入していた場合(障害厚生年金)1級、2級、3級、もしくは障害手当金(障害厚生年金には3級及び障害手当金があります。)
まずは、ご自身で障害基礎年金になるのか、もしくは障害厚生年金になるのかを判断してください。
障害年金は、(1)初診日要件(2)保険料納付要件(3)障害の程度が認定基準に該当すること、3つの要件とも満たさなければ受給できません。以下で、順にご説明します。
うつ病の症状で、初めて病院を受診した日、または初めて病名を医師から告げられた日を「初診日」と言います。
うつ病で、辛い思いをしていらっしゃる方々の多くは、不眠や気分の落ち込みや吐き気・食欲不振などの症状で、病院を受診された方がほとんどではないかと思います。そのような方々のなかには最初から、うつ病と診断されず、パニック障害・強迫性障害・適応障害・不安障害などの傷病の診断を受けるケ-スも多々あると思われます。
この様な場合であっても、病名が違うとして、全く別疾病として判断するのではなく、最初に診断された傷病とうつ病は相当因果関係があると判断されて、最初に診断された傷病のために病院を受診した日が初診日と判断される事が多いので注意が必要です。
初診日までに一定以上の年金保険料を納めていることが2つ目の条件です。(保険料納付要件と言います。)
初診日の時に、国民年金、厚生年金、共済年金に加入していた方で、
上記(1)か(2)のいずれかを満たしていればOKです。初診日の時点で20歳未満であった方は保険料納付要件については問われません。ただし年間所得が一定以上であると、支給額に制限がかかる場合があります。
障害の程度が認定基準に該当するかどうかです。
障害の程度 | 障 害 の 状 態 |
---|---|
1 級 | 統合失調症によるものにあっては、高度の残遺状態又は高度の病状があるため高度の人格変化、思考障害、その他妄想・幻覚等の異 常体験が著明なため、常時の援助が必要なもの
気分(感情)障害によるものにあっては、高度の気分、意欲・行動の障害及び高度の思考障害の病相期があり、かつ、これが持続したり、ひんぱんに繰り返したりするため、常時の援助が必要なもの |
2 級 | 統合失調症によるものにあっては、残遺状態又は病状があるため人格変化、思考障害、その他妄想・幻覚等の異常体験があるため、 日常生活が著しい制限を受けるもの
気分(感情)障害によるものにあっては、気分、意欲・行動の障害及び思考障害の病相期があり、かつ、これが持続したり又はひんぱんに繰り返したりするため、日常生活が著しい制限を受けるもの |
3 級 | 統合失調症によるものにあっては、残遺状態又は病状があり、人格変化の程度は著しくないが、思考障害、その他妄想・幻覚等の異 常体験があり、労働が制限を受けるもの
気分(感情)障害によるものにあっては、気分、意欲・行動の障害及び思考障害の病相期があり、その病状は著しくないが、これが持続し又は繰り返し、労働が制限を受けるもの |
2級は日常生活を送る上で、家族の支援が必要であり、仕事ができない状態である状況です。
3級は病気の為、一部労務不能の状態です。
精神疾患は具体的な、MRI検査や血液の検査の数値結果等により判断したりすることはできないため、以下の項目により何級に該当するのか一定の判断をします。(平成28年9月より、認定基準をより具体的に示した「精神の障害に係る等級判定ガイドライン」が発表され、新たに審査の基準となっています。)
①~⑦項目について医師により、4段階に評価をします。
「日常生活能職の判定」の 4 段階評価について程度の軽 いほうから1~4の数値に置き換え、その平均点を算出する。
以下の(1)~(5)のいずれかを医師により判断してもらう。
(1) 精神障害(病的体験・残遺症状・認知障害・性格変化等)を認めるが、社会生活は普通にできる。
(2) 精神障害を認め、家庭内での日常生活は普通にできるが、社会生活には、援助が必要である。
(3) 精神障害を認め、家庭内の単純な日常生活はできるが、時に応じて援助が必要である。
(4) 精神障害を認め、日常生活における身のまわりのことも、多くの援助が必要である。
(5) 精神障害を認め、身のまわりのこともほとんどできないため、常時の援助が必要である。
「日常生活能力の判定」の平均点と「日常能力の程度」の評価を、以下の表にあてはめて、障害等級の目安とする。
判定平均/程度 | (5) | (4) | (3) | (2) | (1) |
3.5以上 | 1級 | 1級又は2級 | |||
3.0以上3.5未満 | 1級又は2級 | 2級 | 2級 | ||
2.5以上3.0未満 | 2級 | 2級又は3級 | |||
2.0以上2.5未満 | 2級 | 2級又は3級 | 3級又は 3級非該当 |
||
1.5以上2.0未満 | 3級 | 3級又は 3級非該当 |
|||
1.5未満 | 3級非該当 | 3級非該当 |
≪表の見方≫
1. 「程度」は、診断書の記載事項である「日常生活能力の程度」の5段階評価を指す。
2. 「判定平均」は、診断書の記載項目である「日常生活能力の判定」の4段階評価について、程度の軽い方から1~4の数値に置き換え、その平均を算出したものである。
3. 表内の「3級」は、障害基礎年金を認定する場合には「2級非該当」と置き換えることとする。
≪留意事項≫
障害等級の目安は総合評価時の参考とするが、個々の等級判定は、診断書等に記載される他の要素も含めて総合的に評価されるものであり得ることを留意して用いること。
診断書の記載項目
(「日常生活能力の程度」「日常生活能力の判定」を除く)を5つの分野
1. 現在の病状または状態像
2. 療養状況
3. 生活環境
4. 就労状況
5. その他
に区分し、分野ごとに総合評価の際に考慮することが妥当と考えられる要素とその具体的な内容例を示したもの。
(表2参照)
(1) 障害等級の目安
1. 「日常生活能力の程度」の評価と「日常生活能力の判定」の平均との整合性が低く、参考となる目安がない場合は、必要に応じて診断書を作成した医師(以下「診断書作成医」という。)に内容確認したうえで、「日常生活能力の程度」及び、「日常生活能力の判定」以外の診断書等の記載内容から様々な要素を考慮のうえ、総合評価を行う。
2. 障害等級の目安が「2級又は3級」など複数になる場合は、総合評価の段階で両方の等級に該当する可能性を踏まえて、慎重に等級判定を行う。
(2) 総合評価の際に考慮すべき要素
1. 考慮すべき要素は例示であるので、例示にない診断書の記載内容についても同様に考慮する必要があり、個別の事案に即して総合的に評価する。
2. 考慮すべき要素の具体的な内容例では、「2級の可能性を検討する」等と記載しているが、例示した内容だけが「2級」の該当条件でないことに留意する。
3. 考慮すべき要素の具体的な内容例に複数該当する場合であっても、一律に上位等級にするのではなく、個別の事案に即して総合的に評価する。
(3) 総合評価
1. 診断書の記載内容に基づき個別の実案に即して総合的に評価した結果、目安となる等級になることもあり得るが、その場合は、合理的かつ明確な理由をもって判断する。
2. 障害認定に規定する「症状性を含む器質性精神障害」について総合評価を行う場合は、「精神障害」「知的障害」「発達障害」の区分にとらわれず、各分野の考慮すべき要素のうち、該当又は類似するものを考慮して、評価する。
(4) 再認定時の留意事項
ガイドライン施工後の再認定にあたっては、提出された障害状態確認届(診断書)の記載内容内から、下位等級への変更や2級(又は3級)非該当等への変更を検討する場合は、前回認定時の障害状態確認届(診断書)や照会書類等から認定内容を確認するとともに、受給者や家族、診断書作成医への照会を行うなど、認定に必要な情報収集を適宜行い、慎重に診査を行うように留意する。
ここまで、障害年金が申請できる要件についてご説明してきましたが、ここからは障害年金を受給するための具体的な手続きについての説明をしていきます。
1. 受診状況等証明書の取得
2. 診断書の取得
3. 病歴就労状況等申立書の記載(この書類は請求者が記載する書類です。)
「受診状況等証明書」とは、うつ病の症状で初めて病院を受診した日(初診日)を証明するための書類です。障害年金の受給資格や納付状況を確認するために、かならず初診日を証明しなければなりません。初診日に受診していた病院で作成を依頼してください。(診断書を書いてもらう病院が初診病院である場合は必要ありません。)
よくあるケ-スでは、
日常生活では、就労をしているので、うつ病で障害年金を受給できると知らなかった。
初診の病院は覚えているが、もうすでに20年以上経過している。
など、よくあるケ-スです。
病院でのカルテの保管期間は5年ですので破棄されている。また、病院が廃院になっていて受診状況等証明書がとれないことがあります。このような場合は、病院の診察券や生命保険等の給付申請時の診断書、診療報酬明細書、領収書、また第三者証明などの資料で初診日を証明できる場合があります。
現在の病状について、医師に診断書を作成してもらいましょう。
(遡及請求ができる場合)
初診日から1年6ヶ月経過した日(障害認定日と言います。)に認定基準に該当する場合は、障害年金をさかのぼって請求できる可能性(遡及請求)があるので、診断書は、障害認定日から3か月以内の症状のものと現在の症状の2通の診断書を書いてもらいましょう。
病歴・就労状況等申立書とは、発病したときから現在までの経過を3~5年に区切って申告するための書類です。受診状況等証明書や診断書は病院や医師に記載してもらう書類ですが、この書類は請求者が作成する書類です。いままでの病歴や日常生活、就労状況について請求者が申告します。特に、精神障害の場合は診断書と病歴・就労状況等申立書の内容の整合性が重要となります。十分気を付けて、下記をご参考にして頂き、具体的に記入してください。
・どのくらいの期間、どのくらいの頻度で受診したか
・入院した期間やどんな治療をして、改善したかどうか
・医師から言われていたこと
・日常生活状況
具体的にどんな症状があって、どのように困っていたか。
・就労状況
(週に何日、1日何時間働いているか。仕事中や仕事後に体調に変化があれば記入する。病気のために生じている仕事の制限や職場での配慮があれば記入する。
・受診していなかった理由
(自覚症状がなかった、経済的に行けなかった等)
・自覚症状の程度
(例:体重が減ってきた、疲れやすくなった等)
・日常生活状況
(階段を上ることがつらくなった。等)
・就労状況
(病気によって、仕事に支障をきたしてきたこと等)
岸和田・泉州障害年金相談事務所で実際に、障害年金を既に受給した方を一部ご紹介しております。
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(相談内容) 高石市在住の方で、内科にて逆流性食道炎や慢性胃腸炎での診察と薬の処方を受けていた。20才前より、まわりの人よりいじめや嫌がらせを受けるようになる。自分の悪口を言われているように感じるようになる。何をするにも涙が出るようになり、不眠症状、食欲不振、嘔吐症状も出現し、精神的に不安定な状態になったので、内科の主治医から精神科が望ましいと言われ、精...
年齢: / 性別: / 受給等級:障害基礎年金2級/年金額:約77.9万円 / 遡及額:
(相談内容) 貝塚市在住の方よりご相談を頂きました。事故が原因で、足の動きが悪く体が思うように動かず、自分が会社に迷惑をかけているのではないかという焦燥感が強くなり、めまいや頭痛などの症状が出現したため病院を受診するに至る。診断の結果、うつ病と診断される。毎日ほとんど食欲はなく、1日1食少量のみしか食べれません。食事の時は両手の震えが常時あり、入浴は週に...
年齢: / 性別: / 受給等級:障害厚生年金2級/年金額:約160万円 / 遡及額:約480万円
疾病名 うつ病 年金請求方法 事後重症 年金の種類 障害基礎年金 受給等級 障害基礎年金2級 障害者手帳 なし 年齢 50代 職業 就労支援施設B型へ通所 就労の状況 一般就労ができない状態 (相談内容) 家庭内の問題で、不眠・無表情・パニック・不安・焦燥感などの症状が現れ、家族の勧めで、クリニックを受診する...
年齢:50代 / 性別: / 受給等級:障害基礎年金2級/年金額:78万円 / 遡及額:
(相談内容) 事務職として働いていたが、仕事量が増加し体調をよく崩すようになった。次第にイライラや不眠症状が強くなり、かかりつけの内科を受診する。うつ症状があるので抗うつ剤と眠剤を処方される。不眠・過労・イライラが強くなり公共の場で暴れてしまうこともあって、警察に保護される。このような症状から心療内科受診を勧められて、初めて心療内科を受診する。診断の結果...
年齢:40代 / 性別:男性 / 受給等級:3級/年金額:約58.5万円 / 遡及額:
(相談内容) 大学二年生頃より、原因不明のまま妄想や幻想が出現するようになり、自分の歩く歩数が気になり、意味のないようなことが頭に浮かび始め、大学卒業後も就職せずにそのまま自宅に引きこもることとなる。その後、誰かに馬鹿にされているような気がするようで、誰かに命令されているような気がして、自分でも抑えきれなくなったために、母親に付き添ってもらいクリニックを...
年齢:50代 / 性別:男性 / 受給等級:2級/年金額:約78万円 / 遡及額:
(相談内容) 職場で問題等が発生した場合など上司に報告や相談をしても聞くだけで、アドバイスもなく、負担と責任が増していった。毎日仕事が忙しく、いらいらし始めて、毎朝仕事に行くことが辛くなり始めていた。外出中に過呼吸になり、救急搬送される。その後、次第に倦怠感や吐き気などの症状が出現してきたため、かかりつけ医を受診し、症状を話すると、不安障害と診断される。...
年齢:50代 / 性別:男性 / 受給等級:3級/年金額:約78万円 / 遡及額:
(相談内容) 家族の入院、自身の病気が見つかるなど、仕事・育児・家事・病院への送迎など、日々頑張っていたが、動悸息切れめまい、耳鳴りなどの症状で、気力もなくなり、体も動かなくなり、寝込む事になった。 精神安定剤の薬もかかりつけ医でもらう事になる。その後、症状は改善されることがなく、動悸やめまい耳鳴り息苦しさで度々寝込む事が多く、食事作りもできず、買い物も...
年齢:50代 / 性別:女性 / 受給等級:2級/年金額:約78万円 / 遡及額:
(相談内容) 日常生活において特に体調面での異常な症状はありませんでした。親戚関係がうまく行かず、精神的にかなりストレスを感じるようになり、抑鬱気分や不安感等が生じていたが、放置してなんとか日常生活を送っていました。 近所からの苦情や親戚からのパワハラなどで、不安や抑鬱気分が悪化する。経済的な事情もあり、何もやる気が出なくなり、仕事も、家事も出来なくなり...
年齢:50代 / 性別:女性 / 受給等級:2級/年金額:約78万円 / 遡及額:
(相談内容) 人間関係を上手く構築できないことや、仕事をしていない自分、長時間継続して仕事ができない自分を責めるようになり、食事の量も激減し、突然自宅にて泣き出し、不眠状態が続くようになる。 心療内科を受診する。うつ病と診断される。抑うつ気分、意欲低下、焦燥感、不眠の症状は更に悪化し、食欲も無くなり、妻の勧めが無ければ食事もせず、自室に閉じこもる状態が続...
年齢:30代 / 性別:男性 / 受給等級:2級/年金額:約123万円 / 遡及額:約615万円
(相談内容) 学校での友人関係が上手くいかず悩むようになる。次第に体の倦怠感が出現すようになる。服薬に関しては、薬の副作用が気になり、できるだけ薬は服用したくないとの思いがあった。主治医に相談した結果、外に出ることがリハビリになるので服薬は当分見合わせることになる。外出の回数は、1ヶ月に数回程度で、外出しても人が多ければ、動悸息切れ、吐き気の症状が出るの...
年齢:20代 / 性別:男性 / 受給等級:2級/年金額:約78万円 / 遡及額:
(相談内容) 散髪屋行くと病気がうつるのではないか等、異常なまでの手洗い行動がする。また、自分の身に何か災いが起こるのではないかと、いろいろな妄想が出現する。生きているよりも死んだ方が楽になるのではないかと考える様になる。 強迫性神経症と診断される。毎日自分の行動確認のため毎日、時間と行動を記録する。また、自分の異常な行動により、家族に迷惑をかけるかもし...
年齢:40代 / 性別:男性 / 受給等級:2級/年金額:約78万円 / 遡及額:
(相談内容) 上司からのパワハラやいじめを受け、不眠や食欲低下、仕事にも意欲がわかなくなり周囲に心療内科の受診を勧められて、クリニックを受診するに至る。診断名はうつ病と診断される。受診後、すぐに休職を勧められ、自宅療養を開始する。うつ病ワ-クプログラムに参加し、ならし勤務を行ったが上手く行かなかった。その後デイケアに参加しするが経済的な事情もあり、仕事へ...
年齢:40代 / 性別:男性 / 受給等級:2級/年金額:約120万円 / 遡及額:約290万円
(相談内容) 体の怪我で、歩けない状態になっていましたが、徐々に体の怪我も回復し、通勤の練習を行う為電車に乗ってみると、とても怖くなり泣き出し息苦しくなり途中下車し、家族に迎えに来てもらう状態になりました。これ以降何度か電車に乗る練習をしましたが、息苦しさや恐怖で通常通り電車に乗れなくなりました。この頃から頭痛やむかつきや動悸などの症状が出ていました。 ...
年齢:20代 / 性別:女性 / 受給等級:2級/年金額:約110万円 / 遡及額:
(相談内容) 家族内の問題で悩み、20歳まえにうつ状態が発生した。ショックで食欲がなく、思考が低下、全身倦怠感などの症状が続いていた。 上記の様な症状が続き、改善される見込みもないので、日常生活は昼夜逆の生活になる。何をするのも気力がなく、イライラし、食欲もなく10kg程やせる。一人では外出もできなくなり、買い物もできず、友達や他人とのコミュニケ-ション...
年齢:20代 / 性別:男性 / 受給等級:2級/年金額:約78万円 / 遡及額:約234万円
(相談内容) 知人の紹介で就職する。慣れない車の運転で、時間に遅れないように利用者の自宅をまわる事などで疲れていました。心身共に疲れ果てて会社を退社する。会社との交渉などで、心身共に疲れ、疲労が溜まり、うつ状態が出現してきました。その後、朝は体が重く倦怠感がひどかったため、朝は出勤間際まで寝ていたので、朝食は摂らず、昼食はご飯と味噌汁のみ、夕食は弁当を買...
年齢:40代 / 性別:男性 / 受給等級:2級/年金額:約127万円 / 遡及額:
(相談内容) 家庭内の問題を全て一人で抱えている状態であったため、精神が不安定で、眠れない、食欲がない等の精神の不安定状態が現れていた時に加え、癌の疑いがあると診断され、あまりのショックで、それ以後、不安が常に出てきて、死が頭をよぎることも多く、眠れない日々が続き、日常生きていることが辛く、泣いている日も多くなり、抑うつ状態になった。 全摘出手術施行。こ...
年齢:50代 / 性別:女性 / 受給等級:2級/年金額:約122.8万円 / 遡及額:
(相談内容) 仕事のストレスや人間関係に悩み、頭痛がよく出現するようになる。不安や不眠・腹痛・吐き気などの症状がひどくなり。 仕事などのストレスを感じると上記の様な症状が時々出現していた。その後、悪化し始めて、だんだん何もする気がなくなり始め、イライラやよく怒る様になり、仕事も早退や遅刻が多くなる。仕事を退職する。退職後は自営業を目指すが焦りや不眠症状・...
年齢:40代 / 性別:男性 / 受給等級:2級/年金額:約138万円 / 遡及額:
(相談内容) 平成元年頃、地域のしきたりにどうしても馴染めず、葛藤の多い日々を生きていた。次第に自己不確実感が強くなり、不眠状態になり、何をするにもおっくうで仕方が無い状態になり、クリニックを受診する。診断名はうつ病と診断される。日常的に睡眠障害や抑うつ状態から仕事中においてもミスが多く、人間関係を築くことが難しい状態であった。仕事上のストレスから解放さ...
年齢:60代 / 性別:男性 / 受給等級:3級/年金額:約58.5万円 / 遡及額:
(相談内容) 日々の仕事のストレスが強く、食欲もなくなり、不眠や強度の不安、意欲減退、慢性的な疲労感を感じるようになる。 食欲が全くなく、妻から夕食を強く勧められ少量のみ食べる状態になり、何もする意欲がなくなり、慢性的な疲労感に毎日襲われていた。対人関係は近所の人との会話や友人とのコミュニケ-ションも取れなくなった。通勤途中に電車に飛び込みたいと何度も思...
年齢:40代 / 性別:男性 / 受給等級:2級/年金額:約78万円 / 遡及額:
(相談内容) 職場のストレスを機に頭痛、動悸、嘔吐、集中力や意欲の低下、不安感、抑うつ気分が出現するようになる。表情は無表情になり、仕事と家の往復のみで仕事関係者や友人とのコミュニケ-ションもなくなる。食欲不振が顕著で体重も減る。このような状態から心療内科を受診する。 精神不安がより一層悪化し、家に引きこもり状態が続くようになる。毎日生きることがしんどい...
年齢:30代 / 性別:男性 / 受給等級:3級/年金額:約58.5万円 / 遡及額:
(相談内容) 約10年前より、家庭問題に悩むことが多くなり、不眠やうつ状態が続き仕事にも支障をきたすことが多くなり、心療内科を受診することなる。この時期から動悸や息切れ、吐き気、不眠が激しくなり、仕事を継続することが困難になり、退職し自宅療養を開始する。自宅での状況は、食欲もなく食べない事も多く母親から勧められて無理やり食べるような状況で、毎日1日中ベッ...
年齢:40代 / 性別:男性 / 受給等級:2級/年金額:約132万円 / 遡及額:約660万円
(相談内容) 職場の環境が変わり、仕事内容や上司が変わり、仕事のプレッシャ-や直属の上司との関係が上手くいかず、ストレスを感じるようになる。過食や不眠症状が出現するが、数日で回復傾向になるような状態を、約2年余り継続していました。その後、上司や会社からの嫌がらせや、パワハラを受けるようになり、仕事のミスも増えて、人の名前を思い出すことが難しいなど、認知・...
年齢:30代 / 性別:男性 / 受給等級:2級/年金額:約194万円 / 遡及額:
(相談内容) 仕事のプレッシャ-や直属の上司との関係が上手くいかず、精神が不安定になる。1週間程度休職するが改善されず、心療内科を受診する。診断名はうつ病と告げられる。その後、2か月間休職し療養期間を経て職場へ復帰する。職場からの配慮を受けて業務量の軽減や配置転換等の配慮を受けたが、就労を続けていくことが困難になり退職する。 病状は一進一退を繰り返してい...
年齢:40代 / 性別:女性 / 受給等級:2級/年金額:約113万円 / 遡及額:
(相談内容) IT関係の仕事を行っていましたが、仕事を進めるうえで多くの不安や悩みを抱えるようになり、上司に相談したが明確な指示もなく、次第に人間不信に陥るようになる。出勤しようと思うとパニック発作が出現するようになったために、クリニックを受診することととなる。電車での通勤もままならなくなり、欠勤が続くようになりその後、退職するに至ることとなる。退職後は...
年齢:30代 / 性別:女性 / 受給等級:2級/年金額:約122万円 / 遡及額:約600万円
(相談内容) 会社で同僚の仕事上での嫌がらせが始まり少しずつ仕事に支障が出だした。引き出しや扉、机の上での大きな音がとても不快で自分の机で仕事ができなくなり、そのことを上司に言うと、逆に怒られてしまったので、その場で退職を決意する。それ以降、少しの物音にも敏感になり受話器を下ろした音や足音、携帯電話の音など些細な音でもイライラすることが増えていき、入退職...
年齢:40代 / 性別:女性 / 受給等級:2級/年金額:約114万円 / 遡及額:
(相談内容) 社会人2年目で仕事がかなり忙しい中、母親が統合失調症を発症し入院したため為、母親を看病しながら家事と仕事を両立しなければならず、休む暇もない毎日が続く。その後家庭環境の問題もあり心身共に疲れ果てて、毎日泣く生活で食事もまともに摂れない時期が続き、精神が不安定になり精神科を受診する。 日々苦悩する毎日で、職場でもいじめを受け心も体もボロボロに...
年齢:20代 / 性別:女性 / 受給等級:2級/年金額:約120万円 / 遡及額: