受給事例CASE ABOUT
知人の紹介で就職したが、仕事が上手くできず、人間関係もうまくできず、周りに迷惑を掛けているのではないかと、強く悩む日々が続いていました。家族に不幸がありその日以後、胸が苦しく涙が止まらず、食べる事もできず、睡眠もとれず、正常な行動をとることができなくなりました。このような状況を見て、友人から精神科の受診を勧められて、病院を受診する。双極性障害と診断される。その後、パ-トにて仕事に就いていましたが、仕事をする事が辛く退職することになりました。毎日自分を責める日々で、1日中横になっていました。家族や友人の勧めで、パ-トの仕事に就くが、通勤がしんどく休みがちで、1年で再度退職する。
一時入院を勧められ、5日程度入院をするが、病院の雰囲気に耐えきれず、無理やり退院する。
訪問看護師の勧めにより転院する。現在の日常生活の状態は、家に引きこもり、午前中は体が動かない状態で、体がだるく重く何もする気力がありません。食事作りもできず、母親に全て用意してもらっています。いつも部屋着のままで、ほとんどの時間は横になっています。通院時は訪問看護師か母親に付き添ってもらっています。家に引きこもり、近所の人との会話もなく、話す相手は家族か医療関係者のみで、社会的に孤立している様な状態です。人混みがしんどく、一人で外出する事もできず、母親や訪問看護師の常時多くの支援がなければ、日常生活は成り立たない状態です。
疾病名 双極性障害
年金請求方法 事後重症請求
年金の種類 障害基礎年金
受給等級 障害基礎年金2級
障害者手帳 精神障害 2級
年齢 40代
職業 無職
就労の状況 一般就労することができない状態
ご訪問させていただき、ヒアリングをさせて頂きました。
一度、ご自身で障害年金を申請されたようでしたが、初診日が不確実で不支給決定をされていました。
初診日は、約20年以上も前で、転院を4回されていましたので、当然、初診の病院ではカルテはなく、初診日の特定が困難でありました。2件目のクリニックで受診状況等証明書を記載して頂くことができました。
初診の病院へ掛け合って、なんとか証明証の発行をして頂きましたが、日付や初診の時期の特定ができおらず、第三者証明を添付も致しました。
第三者証明には、二人以上に、できる限りその当時の受診状況や病状を詳しく書いていただくことができました。
また、現在の日常生活の状態を当事務所にて書面に記載し、診断書に添付し、クリニックへ提出してもらいました。
就労状況申立書には、初診日の頃の状況を詳しく記載し、現在は一人で外出ができない状態であることと、自発的になにもできない状態であること等、ご家族様の多くの支援や不可欠な状態であることを、数回にわたりヒアリングさせていただき、就労状況等申立書に詳しく記載することと致しました。
障害基礎年金2級を受給することがで、年金額約78万円の受給決定をすることができました。一度ご自身で申請されていましたが、初診日や初診の時期を特定できずに申請したので、不支給決定でしたが、今回の申請で初診日の時期の特定ができたので、受給に至った事例です。