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Pension Advice Office

岸和田・泉州障害年金相談事務所

運営:上田社会保険労務士事務所

   
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受給事例CASE ABOUT

就労支援施設B型に通所しながら、統合失調症及び抑うつ状態により障害基礎年金2級を受給決定できた事例

(相談内容)

大学二年生頃より、原因不明のまま妄想や幻想が出現するようになり、自分の歩く歩数が気になり、意味のないようなことが頭に浮かび始め、大学卒業後も就職せずにそのまま自宅に引きこもることとなる。その後、誰かに馬鹿にされているような気がするようで、誰かに命令されているような気がして、自分でも抑えきれなくなったために、母親に付き添ってもらいクリニックを受診する。しばらく自宅に引きこもっていましたが、就労支援施設に通所を始めることとなり、施設の支援員の方々に障害年金の申請を勧められて、障害年金制度というものがあることを初めて知り、当事務所にご相談のご連絡をいただきました。

疾病名    統合失調症・抑うつ状態

年金請求方法 事後重症請求

年金の種類  障害基礎年金

受給等級   障害基礎年金2級

年齢     50代

障害者手帳  精神障害3級

職業     就労支援施設B型へ通所

就労の状況  統合失調症のために一般就労することができない状態


(当事務所の支援内容)

ご本人は状態一進一退の状況であったために、ご訪問させていただき、ご本人様と面談し、発病当時から現在までの経過を詳しくヒアリングさせていただきました。

初診日の病院は、面談させていただいた時からさかのぼって、約21年前で学生当時からの通院であったために、初診日が特定できるかどうかわかりませんでした。ご家族様や支援員の方々から話を聞かせて頂くと、発病時から今現在まで通院している病院がずっと同じであることが判り、受診状況等証明書を取り寄せる必要がないことがわかりました。(初診日から現在までずっと同じ病院へ通っている場合は、受診状況等証明書を取り寄せる必要は原則ありません。)また、障害認定日当時は現在の病状程度ではなかったために、ご相談の結果、事後重症請求として手続きを開始しました。ご本人様には受診時に今の日常生活の状況をしっかり伝えるように勧め、自分で話すことが難しいようであれば、支援員さんと一緒に受診し、支援員さんからも主治医に伝えてもらうようにお勧めする。診断書にも現在の状態をしっかり詳しく書いてもらうことができ、就労状況申立書には現在までの病状の経過や、日常生活を送るうえでも、家族さんや就労支援施設の支援員さんに多くの支援が必要な状態でもあり、現在の日常生活の状況など数回にわたり面談させていただき、就労状況等申立書に詳しく記載することと致しました。


(結果)

障害基礎年金2級を受給することがで、年金額約78万円の受給決定することができました。受給が決定したことでご本人は気持ちに少し余裕ができましたと喜んでいただき、ご家族様も大変喜んでいただきました。