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Kishiwada / Senshu Disability
Pension Advice Office

岸和田・泉州障害年金相談事務所

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受給事例CASE ABOUT

仕事上の人間関係が原因で双極性障害を発症し障害厚生年金3級の受給決定ができた事例

(相談内容)

仕事上の人間関係がうまく行かず、他人と話すことが非常に緊張するようになり、仕事もスム-ズにこなせなくなった。緊張感や不安感や不眠、食欲不振などが重なり、精神科を受診する。その後、体調はあまり改善されず、長期期間の休職をしたり、少し体調が良くなると、出勤をしたりを繰返していました。その後体調がだんだん悪化する。その当時の生活状況は、食欲も無く母親に食事を作ってもらっても、食べる気にもならず口に入れば何でも良い状態でした。部屋の中は整理する気も無く散らかし放題で、金銭管理も自分で考えることも出来ず、母親にすべて任せていました。職場の同僚ともコミュニケ-ションを取るのが辛く、孤立していました。うつ状態が更に悪化し1年間休職する。

長期休職から一時復職しましたが、すぐにうつ状態が再燃し、勤務を継続することが辛く退職する。

調子が悪くなると、日常生活では全く何もする気力が無く、動けない状態で全面的に家族の支援を受けていました。その後引きこもり状態が続く。思考力や判断力が極端に低下し、食事をしても味覚がわからなく、トイレも行けずそのまま排便をしてしまったり、暴れることも多く、常時介護が必要な状況でした。

申請時は状態が少し改善され、自分で判断できる様になってきましたが、定期的に悪化を繰返していますので、また同じ様な状態になる可能性が高いと思います。現在も家族の多くの支援が必要です。


疾病名    双極性障害

年金請求方法 事後重症請求

年金の種類  障害厚生金

受給等級   障害厚生3級

障害者手帳  なし

年齢     40代

性別     男性

職業     就労支援施設B型へ通所

就労の状況  一般就労は困難な状況



(当事務所の支援内容)

就労支援施設の支援員さんとご本人様から、病歴経過等を聞かせていただきました。

かなり、以前から通院をされていましたが、症状が良くなったり悪化したりの繰り返しで、状態が良くなると、通院をやめている期間も多くありました。

障害認定日(障害認定日とは、初診日から1年6か月経過した日、あるいは1年6か月以内に疾病が治った日、固定化した日)頃は長期にわたり通院をしていなかった時期でありました。ご本人様との相談の結果、遡及請求は断念し事後重症請求の手続きを進めるように致しました。

病歴や症状の経過を聞かせて頂くと、初診日から10年以上経過していましたが、幸いにも病院カルテが残されており、初診証明を取り寄せることができ、現在の診断書を医師に書いていただきました。

就労状況申立書には現在までの病状の経過や、体調が良い時と悪い時の差が大きく、体調が悪い時は、ご家族様や就労支援施設の支援員様の多くの支援が不可欠な状態であることを記載し、就労支援施設への通所もできなくなり、自宅でひきこもる状態であることを詳細に記載いたしました。


(結果)

障害厚生年金3級を受給することができ、年金額約58.5万円の受給ができました。