受給事例CASE ABOUT
ある時から、激しい咳がでるようになり、夜も咳の為に寝れないような状態が続くようになる。吸入薬や飲み薬での治療を継続していましたが、息苦しさ呼吸困難の状況が徐々に激しさを増していき、安静にしていても息苦しさで全く眠れないこともしばしばありました。数十メートルを歩行しても一度立ち止まらないといけない状態でした。主治医の見解では、酸素吸入器に依存すると、肺の状態の悪化が早くなるために、できるだけ自分で呼吸し、機械に頼らない方が良いとの見解でした。日常生活では、階段の昇降はできず重い荷物を持っての歩行もできず、家内でも早い動作を続けると、呼吸が苦しくなるような状態でした。ご家族様が障害年金制度というものがあることを初めて知り、当事務所にご相談のご連絡をいただきました。
疾病名 肺気腫
年金請求方法 事後重症請求
年金の種類 障害基礎年金
受給等級 障害基礎年金2級
年齢 60代
性別 男性
職業 無職
就労の状況 肺気腫のために一般就労することができない状態
面談させていただき、詳しくヒアリングさせていただきましたが、かなり重度な状態であったために、長時間の会話も難しく、面談時間もできる限り短縮するように致しました。
ご相談いただいた時は、診断書には一般状態区分表の箇所が重要であるため、当事務所にて日常生活の状態を詳しくヒアリングし、書類を作成し、主治医に説明するように勧めました。また、自覚症状はしっかりと状態を説明するように勧めました。また、活動能力の程度については、現在の状態を正確に伝える事を勧めました。診断書にレントゲン図を添付し提出することとしました。
(呼吸器の診断書は自覚症状や他覚所見の症状を正確に記載してもらうことや、日常生活の状態、一般状態区分表の状態、活動能力の程度、日常生活能力、労働能力なども詳細に記載してもらうことがポイントになりますので、正確に記載してもらうことが重要です)
就労状況申立書には現在までの病状の経過や、日常生活を送るうえでの苦労やできない動作などを詳しく記載し、家族の多くの支援が必要な状態であることも記載をしました。日常生活の状況など数回にわたり面談させていただき、就労状況等申立書に詳しく記載することと致しました。
障害基礎年金2級を受給することがで、年金額約78万円の受給決定することができました。長い間辛い思いをされていたので、ご本人様にも大変喜んでいただきました。