受給事例CASE ABOUT
人間関係を上手く構築できないことや、仕事をしていない自分、長時間継続して仕事ができない自分を責めるようになり、食事の量も激減し、突然自宅にて泣き出し、不眠状態が続くようになる。
心療内科を受診する。うつ病と診断される。抑うつ気分、意欲低下、焦燥感、不眠の症状は更に悪化し、食欲も無くなり、妻の勧めが無ければ食事もせず、自室に閉じこもる状態が続くようになる。笑顔もなくなり、常に自室に閉じこもり、何もやる気が無く、外出も一人でできないような状態になる。着替え等の身の回りの世話は家族の支援が必要で、通院時においても妻の付き添いが不可欠であり、他人とのコミュニケ-ションも全く無く、日常生活を送る上で家族の全面的な支援が必要な状態であった。
体の調子が良いときであっても、日用品の買い物も一人では行けず、妻の付き添いが必要であった。また、一人で公共交通機関も乗ることができず、もちろん公共の手続も一人でできないような状態です。現在も日常生活を送る上で、家族の多くの支援が必要で、社会から孤立している様な状況です。
疾病名 うつ病
年金請求方法 認定日請求
年金の種類 障害厚生生金
受給等級 障害厚生2級
障害者手帳 なし
年齢 30代
職業 無職
就労の状況 一般就労は困難な状況
病歴経過等を聞かせていただきました。
初診日から申請時までずっと同じ病院へ通院をされておられたので、受診状況等証明書は必要なく、障害認定日(障害認定日とは、初診日から1年6か月経過した日、あるいは1年6か月以内に疾病が治った日、固定化した日)頃も申請時の頃も同じような症状であったために、ご家族様と相談の結果、認定日請求の手続きを進めるように致しました。
病院には障害認定日頃の診断書と申請時の頃の診断書を2通記載して頂きました。
就労状況申立書には、初診日からうつ病と診断され、体の強い倦怠感や自主的に何もする気がない等の症状が出現し、日常生活の基本ができていないことを詳細に記載いたしました。また、訪問看護や地域包括支援員の多くの支援が不可欠な状態であることを記載いたしました。
障害厚生年金2級を受給することができ、年金額約123万円の受給決定と、5年分の遡及一時金約615万円の受給決定ができました。