受給事例CASE ABOUT
散髪屋行くと病気がうつるのではないか等、異常なまでの手洗い行動がする。また、自分の身に何か災いが起こるのではないかと、いろいろな妄想が出現する。生きているよりも死んだ方が楽になるのではないかと考える様になる。
強迫性神経症と診断される。毎日自分の行動確認のため毎日、時間と行動を記録する。また、自分の異常な行動により、家族に迷惑をかけるかもしれないという妄想が出現し、もしそうなった時の事を考えて、頻繁にひどく不安になった。外出が怖くなり、1日中部屋に閉じこもり外部との接触を断った。
歩数を数えながら歩いたり、水道の蛇口の確認が止められなかったり、また、自分にとんでもない災いがふりかかって来るのではないかとの妄想があった。
何の気力もなくなっている。生きる事も死ぬこともできない不安定な状態。自分は生きていても価値のない人間だと思う。毎日の日常は惰性で生きているので、食べる事も意欲もなく、何か買いたいという意欲もなく、何の欲求も感じず生活をし、社会的に孤立をしているような状態で、訪問看護サ-ビスを受け、金銭管理等は地域包括支援員の支援がなければ日常生活が成り立たないような状態です。
疾病名 強迫性障害・うつ病
年金請求方法 事後重症請求
年金の種類 障害基礎生金
受給等級 障害基礎2級
障害者手帳 精神福祉手帳 2級
年齢 40代
職業 就労支援施設B型へ通所中
就労の状況 一般就労は困難な状況
病歴経過等を聞かせていただきました。
障害認定日(障害認定日とは、初診日から1年6か月経過した日、あるいは1年6か月以内に疾病が治った日、固定化した日)頃は通院をしていなかった時期でありました。ご本人様との相談の結果、事後重症請求の手続きを進めるように致しました。
初診日から強迫性障害と診断され続けていましたが、体の強い倦怠感や自主的に何もする気がない等の症状が出現するようになっていたので、診断書の病名には強迫性障害とうつ病と診断されました。
就労状況申立書には訪問看護や地域包括支援員の多くの支援が不可欠な状態であることを記載し、自宅でひきこもる状態であることを詳細に記載いたしました。
障害基礎年金2級を受給することができ、年金額約78万円の受給ができました。