受給事例CASE ABOUT
会社で同僚の仕事上での嫌がらせが始まり少しずつ仕事に支障が出だした。引き出しや扉、机の上での大きな音がとても不快で自分の机で仕事ができなくなり、そのことを上司に言うと、逆に怒られてしまったので、その場で退職を決意する。それ以降、少しの物音にも敏感になり受話器を下ろした音や足音、携帯電話の音など些細な音でもイライラすることが増えていき、入退職を繰返すことになる。
転職後、同僚との関係が悪く、顔を合わせるたびに嫌みを言われ続けていた。その後、同僚が移動となり二人分の仕事量を一人でこなさないと行けなくなった。その為体を壊し発熱することが多くなった。コミュニケ-ションは相変わらず取るのが下手なため不得意な人と得意な人ができてしまっていた。
会社に後輩が入ってきたが、その後輩との関係もうまくできず、上司と後輩に挟まれ、考え込むようになり、追い詰められていった。その後精神的に益々追い詰められていき、嘔吐や下痢、食用不振になり会社に行こうとしても起き上がれなくなるようになり、会社も休みがちになって行った。この様な状態になり、クリニックを受診するに至る。診断結果は双極性障害と診断される。医師からは会社をすぐに休んでくださいと言われ、診断書をもらう。休職してからはだんだん昼過ぎまで起き上がることができず、とにかく人の多い場所は行けなくなり、日中に出て行くことはなくなり、引きこもり状態になる。食欲な無く、食べない日もあれば1食だけの日もあり、ほとんどが総菜や冷凍食品です。不眠も続いており睡眠薬を飲まないと眠れなかった。通院は2週間に1回程度。
他人とは話したくなく、人の多い場所は過呼吸気味になり、頭痛がおこるので行けません。ひきこもり状態が続いており、社会から孤立している様な状態です。思うようにできない事や人になじめない自分、上手く生きれない事が辛いです。日常生活を送る上で家族の多くの支援が必要です。
疾病名 うつ病
年金請求方法 事後重症請求
年金の種類 障害厚生金
受給等級 障害厚生2級
障害者手帳 精神福祉手帳 3級
年齢 40代
性別 女性
職業 無職
就労の状況 一般就労は困難な状況
病歴経過等を聞かせていただきました。
障害認定日(障害認定日とは、初診日から1年6か月経過した日、あるいは1年6か月以内に疾病が治った日、固定化した日)頃は通院をしていなかった時期でありました。ご本人様との相談の結果、事後重症請求の手続きを進めるように致しました。
就労状況申立書には現在までの病状の経過や、体調が良い時と悪い時の差が大きく、体調が悪い時は、ご家族様の多くの支援が不可欠な状態であることを記載し、自宅でひきこもる状態であることを詳細に記載いたしました。
(結果)
障害厚生年金2級を受給することができ、年金額約114万円の受給ができました。