受給事例CASE ABOUT
(相談内容)
会社の上司との二人作業の状況になると、上司より辛辣なセクハラ言動や行為を数え切れないほど受ける。度重なるセクハラが原因で毎日涙が溢れ、急に泣き出したりするようになった。毎日入眠しても悪夢を見るので寝ることが恐怖になり、強い希死念慮が起こることとなる。食事もできず入浴もできなくなり、強い倦怠感や何事にも意欲がわかなくなる。仕事もできないようになった為に、心療内科を受診し、うつ病と診断される。その後会社に対して、労災の申立てを行い労働基準監督署より労災の認定が下される。毎日強い体の倦怠感があり何事も自発的にする気がなく無気力な状態が続いています。希死念慮が強く家族が居てくれるので何とか生きることができています。家族以外に対しての不信感が強く他人とのコミュニケションができません。強い不安感により一人で外出することができず、社会性もなく日常生活を送る上で周りの多くの支援がなければ日常生活は成り立たないような状況です。
(当事務所の支援内容)
訪問面談にて家族さまと面談させていただきました。
労災認定されておりましたが、障害年金を受給できることを知らず、長期に渡り家族様の多くの支援を受けてなんとか日常生活を送っておられるようでした。
けがや病気により障害を負った場合に、それが業務や通勤に起因するのであれば労災保険により各種給付が受けられますが、障害年金の請求もすることができます。
障害年金の受給が決定すると、障害年金は全額受給することができますが、労災給付は、併給調整されます。つまり労災給付が少し減額されます。
以上のご説明を行い、請求方法は遡及請求を行うことにいたしました。
認定日頃に通院していた、病院でも診断書1通を取り寄せて、現在通院している病院にも診断書を書いてもらって、遡及請求を行う。
(結果)
遡及一時金約76万円
障害基礎年金2級、約130万円を受給することができました。
疾病名 うつ病
年金請求方法 認定日請求(30才)
年金の種類 障害基礎年金
受給等級 障害基礎年金2級
障害者手帳 2級
職業 無職
就労の状況 一般就労ができない状態