受給事例CASE ABOUT
疾病名 多系統萎縮症
年金請求方法 認定日請求(50才)
年金の種類 障害共済年金
受給等級 障害共済年金2級
障害者手帳 なし
職業 無職
就労の状況 一般就労ができない状態
(相談内容)
ある時から突然に、駆け足をしようと思うと足がもつれ走れない・階段を降りる時に手すりがないと辛くなる・左手の脱力感や文字を書きにくくなる・物が二重に見える・手が思うように動かない等の症状が出現し、自身の体の異常を感じ、脳神経クリニックを受診するに至る。脊髄小脳変性症の疑いと診断される。その後、治療および精査の為に大学附属病院を紹介される。精査目的の為に入院した結果、多系統萎縮症と診断される。体の機能の異常の症状は日に日に急激に憎悪する。体幹機能が不安定になりふらつき立ち眩みの症状が常時毎日あり、階段の昇降もできなくなってくる。手足が思うように動かなくなり、一人で外出も困難になり始め、家内でも手すりが必要な状態になる。立ち上がる動作も支えがないと難しくなる。排便障害も出現し、発語も障害が出るようになり、上手く発音ができなくなった。体の異常は物凄い速さで憎悪する。座っていても静止できず揺れている状態で足の血流が悪くなり、足が紫色になっていても感覚がない状態です。支えがないと立ち上がれず、ベッドから立ち上がると転倒するので、必ず介助が必要です。一人で歩行ができません。トイレにも一人で行けず、排尿の感覚が鈍く、排便障害もあるので付き添いが必要です。着替えや食事・入浴も一人でできず家族の常時全部介助が必要です。皮膚感覚も鈍くなり、熱い寒いの感覚が鈍く汗が出なくなりました。字を書くこともできなくなり、呂律が回らず声の音量調節ができず、言葉が出てこなくなりました。よだれが出ても感じていません。体の麻痺や体が動かせないために骨折し、ほとんどベッドから一人で移動できない状態です。このような体の状態である為に、日常生活を送るうえで、家族の常時介護がなければ日常生活は成り立たないような状態です。
(当事務所の支援内容)
訪問面談にてお母さまと面談させていただきました。
初診日から障害認定日までの状況も急激に悪化されており、障害認定日にも十分に障害認定基準に達していると判断いたしました。
認定日頃に通院していた、病院でも診断書1通を取り寄せて、現在通院している病院にも診断書を書いてもらって、遡及請求を行う。
(結果)
遡及一時金約381万円
障害共済年金2級、約211万円を受給することができました。