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Pension Advice Office

岸和田・泉州障害年金相談事務所

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受給事例CASE ABOUT

ADHDが原因で20才の障害認定日に障害基礎年金2級の受給決定できた事例

(相談内容)

幼少の頃より、人見知りが激しく、子供たちの遊び場で一緒に遊べなかった。

小学校高学年になる頃から、学校の授業について行けないことや、周りの友達と馴染めず、不登校気味となる。新しい小学校へ通い出すが、友達とけんかし、不登校になりほぼ引きこもり状態となる。中学校へ入学後一時は学校へ通い始めたが、担任から「なぜ出来ないんだ!」の一言で学校が恐怖になり、不登校になる。その後教育支援センタ-へ通い始めるが、中学校の友達と出会うとパニックになった。そのことで再び引きこもりがちになる。

特別支援学校を卒業後、就労支援施設B型へ通所を始める。施設へは徒歩で通える距離ではありますが、一人で外出すると恐怖心があり、それが強くなると吐き気や嘔吐の症状が出ます。施設では単純作業をしていますが、作業手順の説明を受けたり、作業の進め方等、支援員の多くの指導や支援が不可欠な状態です。

日常生活の状態は、自身で食事作りはできません。他人の視線や他人のそしゃく音で気持ちが悪くなったりするので、他人との食事が難しいです。また、必要なものと必要でないものとの判断が出来ないので自室の清掃や整理整頓が出来ません。金銭管理もできず、買い物は一人で出来ません。一人で公共交通機関に乗ることができず、母親の付き添いが不可欠で、通院時も母親に送迎をしてもらっています。公共の手続きも一人で行うことが出来ず、日常生活を送る上で、母親の多くの支援が無ければ成り立たないような状況です。

疾病名    ADHD

年金請求方法 認定日請求

年金の種類  障害基礎年金

受給等級   障害基礎年金2級

障害者手帳  なし

年齢     20代

職業     無職

就労の状況  一般就労ができない状態


(当事務所の支援内容)

ご家族様との面談で、日常生活の状態を聞かせて頂くと、とても一般就労ができるような状態ではないような状態でありました。初診日は中学生の時期で、受診状況等証明書はなんとか取得できました。(初診日とは障害の原因となった傷病について、初めて医師または歯科医師の診療を受けた日の事です)

障害認定日は、今回の件の場合、20才が障害認定日になります。

病院には、日常生活の状況を主治医にしっかりお伝えするように、ご家族様へお勧めいたしました。また、当事務所にて日常生活の状況を記載した書面を診断書に添付して、クリニックへお渡しして頂きました。

就労状況申立書には、幼少期からの現在までの病状の経過、人間関係が上手くできず、精神状態が不安定になり、日常生活の基本ができない状態であることをしっかり記載することとしました。日常生活の状況など数回にわたり面談させていただき、就労状況等申立書に詳しく記載することと致しました。


(結果)

障害基礎年金2級を受給することがで、年金額約78万円の受給決定することができました。障害基礎年金を受給が決定したことで、ご家族様とご本人様には少し心の余裕が生まれた御様子でした。