受給事例CASE ABOUT
(相談内容)
幼少の頃より、級友とのコミュニケ-ションをとることが苦手で、周りに馴染めなかった。
集団行動が苦手で、ほとんど友達ができなかった。勉強などでわからないことがあれば暴れて、手を付けられなかった。高校入試に対して、担任が「頑張れ」と応援してくれることに対して、自分は「頑張っているのに」と思い一瞬でやる気を失う。
その後、障害者枠のアルバイト職員に就職したが、仕事場でのコミュニケ-ションが取れず、電話応対をしても相手の意図が読めず、3ヶ月で雇い止めを通知される。次のアルバイト先でも人間関係もできず、マニュアルも理解できなかった為、3ヶ月で退職する。その後障害者枠のアルバイトの入退職を4回繰返すが、いずれの職場においてもパニックになり、誰か付き添いがなければ仕事ができない・コミュニケ-ションができない・人間関係が構築できない・集中力が続かない・思い込みが激しいなどの問題があり、どの職場も1ヶ月~3ヶ月の間に退職に至っております
上記の状況が続き、抑うつ状態が出現し、些細なことでも激高するといった症状が出てきたため、初めて病院を受診する。自閉症スペクトラム・ADHD・うつ状態と診断される。日常生活の状況は、毎月母親から小遣いをもらっており、買い物も常に母親が付き添っております。通院、服薬に関しても全て母親が管理しており、通院も一人では行けず、付き添ってもらっております。コミュニケ-ションは自分ではできていると思っているが、理解されないことが多く補足説明が必要です。友人もいなく話す相手は家族か医療関係者のみで、社会的に孤立している状態です。公共の手続きに関しても母親に常に付き添ってもらっており、日常生活を送る上で、母親の多くの支援が必要で、一人では自立できない状況です。
このような状況の為に当事務所にご相談のご連絡をいただきました。
疾病名 自閉症・ADHD
年金請求方法 事後重症請求
年金の種類 障害基礎年金
受給等級 障害基礎年金2級
障害者手帳 なし
年齢 20代
性別 男性
職業 無職
就労の状況 自閉症の為に外出できない状態
(当事務所の支援内容)
ご本人様と面談させていただきました。初回面談で、日常生活の状態を聞かせて頂くと、今まで一度も精神科や心療内科を受診したことがないとのことで、ご本人も家族さまも病院を受診する認識がありませんでした。障害年金制度の事をご説明する。
まずは、病名がわからないので、病院の受診をお勧めする。受診の結果、自閉症・ADHDと診断される。
初診から1年半後、状態もほとんど変わっていなかった為に、改めて障害年金の申請手続きを開始することと致しました。
人間関係が上手くいかず、日常生活の基本ができない状態であることをしっかり記載することとしました。日常生活の状況など数回にわたり面談させていただき、就労状況等申立書に詳しく記載することと致しました。
(結果)
障害基礎年金2級を受給することがで、年金額約78万円の受給決定することができました。初めて面談させていただいた時から約2年余りの長いお付き合いでありましたが、な