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Pension Advice Office

岸和田・泉州障害年金相談事務所

運営:上田社会保険労務士事務所

   
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受給事例CASE ABOUT

社会不安障害で障害年金の申請をしたが不支給決定となり、その後自閉症が判明し再度申請した結果、障害基礎年金2級の受給決定できた事例

(相談内容)

幼少の頃より、級友とのコミュニケ-ションをとることが苦手で、周りに馴染めず、中学1年生は登校しましたが、中学2年生のときから不登校になり、そのまま卒業する。高校もなんとか卒業し、アルバイトに挑戦しましたが、人との関わりがしんどいと言って、1日で辞める。知り合いの勧めで精神科の受診を勧められ、1件目のクリニックを受診し診断の結果、社交不安障害と診断される。

将来の事を不安に感じた、ご家族様が障害年金制度を知り、申請を試みるが不支給決定となる。

その後、アルバイトの面接を受け出勤するが、人との関わりが苦痛で、出勤初日の昼に帰ってきました。弁当を作る工場でも半日で帰ってきてしまいました。何度もアルバイトの面接を受けるが、いつも1日や半日しか持たない状態であった。

状態が変わらないために、2件目のクリニックへ転院する。

日常生活の状況は、食事を自分で作る事はできません。社会生活を送る上での将来の金銭管理等は考える事ができず、母親から小遣いをもらっています。通院日は自分で管理できないので、母親が管理をして本人に伝えます。通院は母親が付き添って通院し、薬の飲み方を本人に代って聞いています。人の視線が気になり、近所の人との挨拶もできず、公共の手続きも自分ではできません。今は自宅にて引きこもり生活を続けている。就労もできず、社会生活や日常生活を送る上で、家族の相当程度多くの支援が無ければ社会生活を一人で行うのは困難です。

このような状況の為に当事務所にご相談のご連絡をいただきました。

疾病名    自閉症

年金請求方法 事後重症請求

年金の種類  障害基礎年金

受給等級   障害基礎年金2級

障害者手帳  なし

年齢     20代

性別     男性

職業     無職

就労の状況  自閉症の為に外出できない状態


(当事務所の支援内容)

ご本人様と面談させていただきました。初回面談で、日常生活の状態を聞かせて頂くと、障害年金を1度申請されて不支給決定を受けていたので、あきらめておられた様子でありました。幼少期から現在までの経過を詳しく伺うと、病名は社会不安障害と診断されていましたが、発達障害の症状も疑わるので、セカンドオピニオンとして、別のクリニックの受診をお勧めいたしました。結果、社会不安障害は、自閉症からの二次的症状と診断されました。

自閉症と診断されたので、さっそく2回目の障害年金の申請手続きを行いました。

就労状況申立書には、幼少期からの現在までの病状の経過、社会不安障害は自閉症(発達障害)の二次的な要因であったこと等を記載し、人間関係を上手くできない事も多く、イライラやモヤモヤがあり、就労しても休んだり早退したりを繰り返している状況や人間関係が上手くいかない時は、日常生活の基本ができない状態であることをしっかり記載することとしました。日常生活の状況など数回にわたり面談させていただき、就労状況等申立書に詳しく記載することと致しました。


(結果)

障害基礎年金2級を受給することがで、年金額約78万円の受給決定することができました。一度諦めていた障害年金を受給が決定したことで、ご家族様とご本人様には少し心の余裕が生まれた御様子でした。