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Pension Advice Office

岸和田・泉州障害年金相談事務所

運営:上田社会保険労務士事務所

   
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受給事例CASE ABOUT

指定難病であるミトコンドリア脳筋症により障害厚生年金2級の受給決定と約3年半分の遡及一時金を受給できた事例

(相談内容)

5年ほど前より、仕事中に文字が見えづらい、文字が読みづらい、話しにくい、計算ができない、手の指が思うように動かない、などの症状が突然出現し、周りの会社の同僚から勧められて、急遽、病院を受診する。失語、失読、失認などの高次脳機能障害の症状が現れ、入院治療を行う。その後、精査目的で大学の付属病院神経内科に転院となる。再度精査の結果、ミトコンドリア脳筋症(メラス)と診断される。その頃の日常生活の状況は、記憶能力が低く、なかなか覚えられない状態で、失語や計算ができない、会話が思うようにできない等、高次脳機能障害の症状があり、仕事ができる状態ではありませんでした。 

リハビリの結果仕事には復帰はしたが、仕事をする上で、会社の配慮や周りの配慮がかなり必要であり、単純作業しかできず体調が悪くなったら欠勤をしていました。

物体失認、会話ができにくい、物事を覚えられない、などの症状が再び悪化したので、再度、大学の付属病院神経内科へ入院する。治療リハビリを経て退院し自宅療養をする。日常生活の状況は、食事はお皿の中身が何であるかわからず、メニュ-表を見ても読んで理解する事に相当程度時間がかかる状態で、視野も狭くなっている様で、並べられた料理が一部目に入らなかった。常に家族が付き添っていた。服装もよく前後ろを反対に着たり、目の前の物を判断することが難しかったので、金銭の支払いもできなかった。通院時も医師の説明が理解できない、覚えられないなどの状態であったので、家族が付き添っていました。服薬の管理も自分では無理でした。また、顔の覚えている人とのみコミュニケ-ションを行っていました。家族の会話にもついて行けず、ゆっくりと話すようにしていました。仕事はできない状態でした。

少しずつリハビリのため、会社の理解もあり、仕事に復帰をするようになる。しかし依然として、上記の症状が残っていたので、単純作業の工場勤務をするようにしました。会社と周りの人たちに相当程度の援助を受けています。今の状況は依然として、金額の桁数が認識できない。新聞や本も読むことがなかなかできません。外出時も標識や案内表示が認識できない事が多いので、家族が付き添っています。

家族の支援がないと日常生活を送ることが難しい状態になる。ご家族様が障害年金制度というものがあることを初めて知り、当事務所にご相談のご連絡をいただきました。

疾病名    ミトコンドリア脳筋症

年金請求方法 遡及請求

年金の種類  障害厚生年金

受給等級   障害厚生年金2級

年齢     50代

性別     男性

職業     無職

就労の状況  ミトコンドリア脳筋症のために一般就労することができない状態

 


(当事務所の支援内容)

面談させていただき、詳しくヒアリングさせていただきましたが、

初診日もしっかりわかっており、ずっと会社員をされていたので、保険料納付要件も問題なく、障害認定日当時も上記の症状が出現し、仕事ができるような状態ではなく、申請時も同様であったために、約3年半分の遡及が可能と判断し、ご家族様とご相談させていただき、遡及請求の手続きを開始いたしました。

診断書には、主治医に難病が判明するまでの経緯や現在の症状等を詳しく記載して頂くこともでき、就労状況申立書には診断書では書ききれていない部分を重点に、記載するようにしました。


(結果)

障害厚生年金2級を受給することがで、年金額約208万円の受給決定することができました。また、3年半分の遡及一時金約730万円の受給も決定いたしました。