受給事例CASE ABOUT
(相談内容)
中学生の時からいじめられ、体調がわるくなり病院を受診する。学校を卒業し、就労支援施設B型へなんとか通所を始めるが、調子が悪く休む日が多く、通所しても最後まで完遂する事が困難な状況です。食事も自分で用意することができず、家族が全てテ-ブルの上に用意し、自分の起きた時間に食べていますが調子が悪くなるとほとんど食べなくなります。自室の整理整頓も自身で考える事ができず、その都度家族が、どこにどの様に収納したらよいかその都度助言する必要があります。調子が悪化してくると入浴をしなくなるので、家族が「一緒に入ろう」と促さないといけません。外出着についても自分で考える事が難しいです。金銭管理も全くできないので、作業所の工賃は母親に全て預け、本人には小遣いを渡しています。通院は一人で全くできません。常に母親が付き添う必要があり、今の状態を医師に説明したり、薬の飲み方の説明を聞いたり、会計についても一人で行う事ができません。外出すると幻聴が聞えてくる事が多く、疲弊してしまいます。公共の手続もできず、日常生活全般に家族の多くの支援が無ければ一人で生活を送ることは困難な状況です。
疾病名 妄想型統合失調症
年金請求方法 事後重症請求
年金の種類 障害基礎年金
受給等級 障害基礎年金2級
年齢 20代
障害者手帳 精神障害者手帳2級
職業 無職
就労の状況 統合失調症のために一般就労することができない状態
(当事務所の支援内容)
ご本人の状態は非常に悪く、ご本人とは話ができないような状態であったために、家族様より経過を詳しくヒアリングさせていただきました。
初診日の病院は、御家族様から話を聞かせて頂くと、発病時から今現在まで通院している通院歴もしっかり判りました。この場合の障害認定日は20才の誕生日であった為に、20才時の診断書を取り寄せ、認定日請求の手続きを開始しました。
就労状況申立書には現在までの病状の経過や、ご家族様の多くの支援がなければ、基本的な日常生活が送れないことを、就労状況等申立書に詳しく記載することと致しました。
(結果)
障害基礎年金2級を受給することがで、年金額約78万円の受給決定をすることができました。