受給事例CASE ABOUT
結婚や長男の誕生など、生活環境の急変により、自分への責任感がますます大きくなり、とにかく子供の為に頑張らねばという気持ちを強く感じていた。育児と仕事の両立の疲れや、自分へのプレッシャ-が強すぎて、集中力が無くなり、不眠、憂うつ気分、イライラ感、頭痛等の症状が出現するようになる。仕事にも支障が出るようになる
上記の様な症状が出現したので、クリニックを受診する。うつ病と診断される。主治医より一時休職を勧められ、約1ヶ月半休職する。その後、仕事には復帰したが、症状は一進一退で、空回りする自分を感じていました。倦怠感がひどく、受診時はいつも自分の事を上手く主治医に伝える事ができず、日常生活の状況が主治医に分ってもらえていないと思う部分が多分にあった。
状態はますます悪くなり、毎朝、倦怠感がひどく、吐き気や集中力が継続せず、無理やり出勤し、仕事を行っていた。欠勤が多く、無理やり出勤してたので毎日帰宅後は、疲弊しており倒れ込む状態で、希死念慮も多分に出現し、何もする気力がありませんでした。
休職と復職を繰返していた。生活のためなんとか頑張らなくてはいけないという思いが強く、無理をしていました。
仕事を継続できなくなり退職後は、日常生活の状況は、食欲も無く体重が減少した。一人での外出はできず、家族にすべて買い物を行ってもらっていました。通院時は一人で行けなかったので、必ず家族に付き添ってもらいクリニックまで送迎してもらっていました。友人とのコミュニケ-ションもありませんでした。家族の多くの支援が必要な状態でした。この様な状態が長年にわたり続いていました。
疾病名 反復性うつ病性障害
年金請求方法 事後重症請求
年金の種類 障害厚生生金
受給等級 障害厚生2級
障害者手帳 なし
年齢 50代
職業 無職
就労の状況 一般就労は困難な状況
病歴経過等を聞かせていただきました。
うつ病で障害年金を受給できることを長年にわたり御存知なく、たまたまインタ-ネットでうつ病で受給ができることを知られたようでした。
初診日からかなりの年月が経過していたおられました。受診状況等証明書を取得し、障害認定日(障害認定日とは、初診日から1年6か月経過した日、あるいは1年6か月以内に疾病が治った日、固定化した日)頃は正社員で勤務されておられたので、ご家族様と相談の結果、事後重症請求の手続きを進めるように致しました。
ご自身の状態を主治医に伝わっているかどうか不安とおっしゃられていたので、当事務所にて日常生活の状態を書面にてまとめて、診断書と一緒に渡して頂きました。
就労状況申立書には、初診日からうつ病と診断され、体の強い倦怠感や自主的に何もする気がない等の症状が出現し、日常生活の基本ができていないことを詳細に記載いたしました。
障害厚生年金2級を受給することができ、年金額約150万円の受給決定ができました。
障害年金を受給できたことで、経済的にも精神的にも、少々余裕ができたご様子で大変喜んでいただきました。