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Pension Advice Office

岸和田・泉州障害年金相談事務所

運営:上田社会保険労務士事務所

   
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受給事例CASE ABOUT

出産後育児に疲れて、統合失調症を発病し、障害厚生年金2級の受給決定と約4半の遡及請求一時金を受給できた事例


(相談内容)

出産のため帰省、出産し育児もしっかり行えていて、育児日誌をつけて育児を楽しんでいた。その後、不眠と疲労の為に疲弊し、徐々に会話がまとまらなくなり、泣いたり笑ったり情緒が不安定になる。幻聴も出現し、育児を放棄するような発言も始めたため、精神科を受診するに至る。

診断の結果、急性精神病性障害と診断されそのまま入院となる。その後経過が思わしくなく、入退院を繰り返す。

食事作りや・入浴・洗濯など、家事や自分の身の回りのこともできず、毎日家内で横になっている状態で常時家族の支援が必要であった。また、外出も一人ではできず、通院時も家族の運転する車に乗せてもらって通院し、自分の状態を医師に上手く伝える事ができないために夫に助言をしてもらっていました。ほとんどの時間を家内で過ごし、社会性もなく話す相手は医療関係者か家族のみであり、社会的に孤立している様な状態であった。常時家族の支援や介護がなければ一人で生活することはできなかった。育児も全くできず、家族に任せっきりであった。

申請時は、幻聴などの症状があり、日常生活の状況は、家の片付けや掃除は自主的に行う事ができませんでした。また、金銭管理も夫に任せており、毎日買い物をすることはしんどくてできませんでした。簡単な作業であっても、2つのことを同時にできません。周りとのコミュニケ-ションをとることが難しく、人と接することがまだ怖いという思いがあり、コミュニケ-ションを取る相手は医療関係者か家族に限られている状態です。車の免許の更新も一人では怖くて行けず、夫に付き添ってもらい手続きをしました。食事や仕事以外での外出・買い物等、日常生活の多くは家族の支援が必要な状態です。

疾病名    統合失調症

年金請求方法 遡及請求(4年半)

年金の種類  障害厚生年金

受給等級   障害厚生金2級

年齢     30代

職業     無職

就労の状況  統合失調症のために一般就労することができない状態


(当事務所の支援内容)

ご本人の状態は非常に悪く、ご本人とはヒアリングできないために、家族様より経過を詳しくヒアリングさせていただきました。

初診日の病院は、面談させていただいた時からさかのぼって、約6年以上前でしたが、初診日が特定でき、家族様から話を聞かせて頂くと、発病時から今現在まで通院している通院歴もしっかり判りました。当時から現在までの病状や生活状況はあまり変化もなかったために、ご相談の結果、遡及請求が可能と判断し手続きを開始しました。

障害認定日頃に通院していた病院に、その当時の診断書を記載して頂くこともでき、現在の診断書にも状態をしっかり詳しく書いてもらうことができました。(障害認定日とは初診日から1年6か月経過した日)また、就労状況申立書には現在までの病状の経過や、ご家族様の多くの支援がなければ、基本的な日常生活が送れないことを、就労状況等申立書に詳しく記載することと致しました。


(結果)

障害厚生年金2級を受給することがで、年金額約166万円の受給決定と過去5年分の遡及一時金747万円を受給することができました。