受給事例CASE ABOUT
(相談内容)
和泉市在住の方よりご相談いただきました。
約8年前より、急に息苦しさを感じ呼吸困難症状が出現したため、近医の病院を受診するに至る。急性心不全の症状が見られたため、急遽その日に大きな病院を紹介され、検査入院となる。検査の結果、拡張型心筋症と診断される。退院後は近医にて外来内服加療のフォロ-を行う。また、定期検査は入院した病院で行うようにしていました。疲労や体の倦怠感や動悸・息切れがひどく、歩行ができず、車いすを使用していた。歩行の距離は短距離しか行えず、家内での階段の昇降も少しずつ上り下りする状態であった。様子を見ながら仕事に復帰し始めたが、会社の配慮を受けて、事務職で動かなくても良い仕事をさせてもらっていました。1年後、体の疲労感を強く感じるようになり、少し体を動かすだけでも息切れ、動悸、呼吸困難の症状が頻繁に出現するようになり、歩行は短時間で短距離しかできなくなる。このような状態であるため、出勤も仕事も満足に出来なくなり、仕事は退職し自宅にて療養の日々を送る毎日で、自力では何も出来ず、ほとんど毎日横になっていました。状態は改善されなかった。
その後、ICD挿入となる。長距離は歩けず、強い疲労感があり、動悸が激しく、呼吸困難な症状や息切れや胸が痛くなるなどの症状は改善されていません。日常生活は、他人の多くの支援が不可欠で、周りの人の支援がなければ成り立たない様な状況です。
(当事務所の支援内容)
ご相談いただいた時は、初診日より約8年程度経過されていましたが、障害年金制度を御存知なく当事務所のHPをご覧いただきご連絡をいただきました。
初診日より1年程度経過した頃にICD埋め込み手術をされていました。手術前の状態と手術後の状態と日常生活の状態も大きく変わったわけでもなく、手術前から辛い状況であったので、ご家族様とご相談の結果、障害認定日にて遡及請求の手続きを行うことと致しました。
診断書には一般状態区分表の箇所が重要であるため、当事務所にて障害認定日頃の状態と申請時の状態の、日常生活の状態を詳しくヒアリングさせていただきました。診断書に心電図も添付し提出することとしました。
(循環器疾患の診断書は自覚症状や他覚所見の症状を正確に記載してもらうことや、日常生活の状態:一般状態区分表の状態も非常に重要になりますので、正確に記載してもらうことが重要です)
就労状況申立書には現在までの病状の経過や、日常生活でのできない動作や周りの支援と理解が必要なことなど数回にわたり面談させていただき、就労状況等申立書に詳しく記載することと致しました。
(結果)
障害厚生年金2級を受給することがで、年金額約150万円の受給決定と過去5年分の遡及一時金約750万円の受給をすることができました。長い間辛い思いをされていたので、ご本人様にも大変喜んでいただきました。
疾病名 拡張型心筋症
年金請求方法 遡及請求
年金の種類 障害厚生年金
受給等級 障害厚生年金2級
職業
就労の状況 無職